校長室から

やれば できる!

2024年9月3日 16時30分

 第2学期が始まりました。

 台風10号のあまりのスピードの遅さに、学期始めまで影響が出るのでは?と心配しましたが、無事に予定通り始業式を行うことができ、ほっとしています。

 厳しい残暑に始まり、様々な「秋」を経て、冷たい冬を迎えて終わる2学期。大きな行事がいくつもあり、子どもたちの成長にも大きく関わる4か月をより充実したものにしてほしい、という願いから、始業式では、次のようなお話をしました。

 この期間に、子どもたちに大切にしてもらいたいのは、二つ目の「あ」。

「あきらめない」

という言葉です。この「あきらめない」心を大きくするために、今年はもう一つの言葉を紹介しました。それが、

「やればできる」

という言葉、愛媛県出身のティモンディさんの特に高岸さんの代名詞ともいうべき言葉です。

 ティモンディのお二人は松山市にある済美高校出身ですが、「やればできる」という言葉が済美高校の学園歌の中にあることをご存じの方も多いと思います。

 ~『やればできる』は 魔法の合い言葉

   腕をとり 肩を組み 信じてみようよ

   すばらしい明日が 展けるから~

  済美高校が男女共学となった2年目に野球部がいきなり愛媛県大会優勝、甲子園でも全国制覇を成し遂げたことはあまりに有名ですが、甲子園で勝つたびにこの学園歌のすてきなメロディーラインがアルプススタンドに響き渡ったあのひとときを、私は今でも鮮明に覚えています。

 この野球部の人たちの心の支えになっていたのが、この「やればできる」という魔法の合い言葉だったのではないでしょうか。ティモンディのお二人は、高校生のとき、甲子園大会には出られなかったそうですが、この言葉の力を高校を卒業してからもずっと信じて、今、野球とは全く違う芸人という仕事を頑張っているに違いない、そう勝手に想像しています。

 高岸さんに至っては、芸人や俳優の仕事をしながら、3年前、兼ねてからの夢だったプロ野球選手になり、ピッチャーとして活躍しています。前田さんもテレビやラジオの様々な番組のMCとして大活躍しています。

 「やればできる」という言葉は、裏を返せば「やらずにできるわけがない」ということ。生石っ子の皆さんにも、この秋、最初から諦めず、なかなかできなくても諦めず、「やればできる」という気持ちをもって粘り強く頑張ってほしいと思っています。そうすれば、きっと、何ものにも代えられない満足感が生まれ、昨日の自分より成長できると思います。

 子どもたち一人一人の力で、実り多い秋にふさわしい、思い出に残る2学期にしてほしいと思います。

 保護者の皆様、地域の皆様、生石小学校の「すばらしい明日」のためにご理解ご協力を賜り、誠にありがとうございます。

 2学期も何とぞよろしくお願いいたします。

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【甲子園大会ではないけれど、この夏休みの大会で活躍した生石っ子の皆さん】