校長室から

もうすぐ冬休み

2024年12月9日 08時22分

 異常な暑さで始まった2学期、短い秋を経て、寒い冬が訪れました。いつ紅葉するのかと、少々心配していた正門の桜や銀杏も、色づいた葉を少しずつ落としています。

 運動会と音楽会、それに加えて、各学年における交流学習や体験学習など、たくさんの行事を経験し、子どもたちは充実した2学期を過ごして、大きく成長しました。

 厳しい熱中症予防対策が講じられた中で練習が始まった運動会でしたが、限られた時間の中で集中して取り組んだ結果、あのように盛り上がった本番を迎えることができました。何よりうれしかったのは、勝ち負けにこだわるのみならず、順位の善し悪しを越えて、最後まで力を抜かずに走り切る姿、声をからして全力で応援する姿が、今年はとても印象に残りました。そのことにこそ、値打ちがあると思います。

 音楽会についても同様です。歌ったり楽器を奏でたりといったことは、人生の中で避けて通ることもできるものかもしれません。なのに、生石っ子のみんなは、音楽に、真っ向から向き合って練習を重ね、歌声も音色も心も合わせて、本番の発表にたどりつきました。発表後の感動や達成感は、避けていては決して味わうことのできない宝物だと思います。

 光る姿は、ほかにもたくさんあります。授業で集中する姿、指先までピンと伸ばして挙手する姿、分からないことを悔しがる姿、トイレのスリッパを全部直す子、保健室で処置してもらったときにさり気なく「ありがとうございました」と声を掛ける子などなど。こんな姿に日々感動しながら、私たち教師も思い出深い2学期を終えようとしています。

 学校で生活するからこそ得られる貴重な体験や思い出、それらを通しての成長があると思います。その成長を支えるのが我々教師であることを改めて自覚しなければ、と気を引き締めています。

 保護者の皆様、今週の個別懇談、大変お世話になります。

 どうか、お気を付けてご来校ください。

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